一目刺しの角七宝
57枚目の刺し子ふきんは一目刺しの角七宝を刺しました。
オリムパスさんの図案付き晒を使用。
刺し子糸は段染め糸の部分は津軽工房社さんのmederuを使用。
紺色の糸はホビーラホビーレさんのもの、外枠のからし色の糸は藤久さんのものを使用。
角七宝といえば、模様刺しのイメージでした。
端的にいうと、今まで模様刺しで刺してきた角七宝を、一目刺しの模様へとアレンジしたものかなと。
ものすごく模様が小さく密集していて、糸を大量に使います。
使用糸量は、オリムパスさんの刺し子糸 5かせ分(刺し子糸1かせ=約20m)です。この模様を刺すときには、十分な刺し子糸量を用意してから、取りかかるのをおススメします。
ちょうど一年で一番暑い時期でやる気や集中力に欠けているため、完成までに1週間ほど要しました。
ちょっと疲れているときには、しんどい模様かもしれません(個人的感想です)。
刺し方の手順
今回、わたしが刺した順番を書きます。
①縦の線を刺していきます。
②縦の線を刺し終えたら、横の線を刺します。
③縦と横の線を刺し終えたら、斜めの線を刺します。
④斜めの線の中心の線を、違う色を差し色にしようと考え、紺色の糸で刺しました。
刺し子糸の色の組み合わせは慎重に
そうすると、こんな不思議な模様に。
想像していた以上に紺色が目立ちすぎて、角七宝の模様が見えにくくなってしまったのです。
中心の線を違う色にするのであれば、限りなく淡い色味のものにするべきでした。
刺し子は糸の色の組み合わせを考えるのが、肝心要の作業であることが今回よくわかりました。なにごとも、トライアンドエラーで試していくしかないのでしょう。
糸の色の組み合わせを直感で選び、一期一会を楽しみながら刺し子してきたのですが、刺す前にしっかり色の組み合わせを検討するようにしていこうと思いました。なんだったら、色の組み合わせをして模様を試しに1ヶ所でも刺してみようかな。
オリムパス製絲(Olympus Thred) 一目刺しの花ふきん キット 角七宝[白] 約34cm×34cm OLY-SK374
- 出版社/メーカー: オリムパス製絲(Olympus Thred)
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オリムパスさんから販売されている、一目刺しの角七宝のキットでは1種類の糸で刺しているようです。
裏地の模様も刺し子の楽しみ
裏地はこんな感じに。
わたしは一目刺しを裏地に糸を全部通して刺すのが楽しいので、たとえゴチャゴチャした出来上がりになっても気にせずに刺しています。
糸を裏地まで全通しすることで、どんな幾何学模様を見せてくれるのかなぁと、こちらも一期一会の出会いを楽しんでいます。
裏地が汚くなるからといって、表地と裏地の間に糸を渡して通す方もいるようですが、わたしはこのゴチャゴチャした裏地の模様も刺し子の魅力のひとつだと思っています。
まとめ
一目刺しの角七宝を刺す前に刺し子糸の色の組み合わせをしっかり考える。
刺し子糸量はオリムパスさんの5かせ分と大目に準備しておく。