一目刺しの刺し子のふきんのなみなみ
60枚目の刺し子ふきんは、くぐり刺しの【なみなみ】を刺しました。
この図案は安蒜綾子さん著書の【一目刺しの刺し子のふきん】のなかの一つです。
とてもシンプルなくぐり刺しの模様で、以前から刺してみたいなぁと思っていました。
この【一目刺しの刺し子のふきん】に出てくる図案で、他に刺したことがあるのは【ボタン】だけです。
去年、こんなに素敵な刺し子本を買ったのに、上記の【ボタン】を刺してからというもの、時折パラパラとめくって眺めては閉じるを繰り返していただけでした。
なにしろ、オリムパスさんの図案付き晒の全種類をコンプリートしたいなどという無謀な野望を抱いてしまったがために、ひたすらエンドレスにオリムパスさんの図案付き晒と向かい合い続ける日々。
実は、昨年のお盆に刺し子をはじめて一年が経ちました。
この節目に一旦、図案付き晒を使うのではなく、自分で方眼や図案を描いて刺し子しようと思っていたのですが、「いきなりはちょっと…」とためらい、オリムパスさんのドット斜方眼付きの晒を使用しました。
刺し方の手順
刺し子糸は、段染め糸は津軽工房社さんのmederuの72番(青系)と89番(緑系)を使用。くぐり刺しの紺色はホビーラホビーレのものを使用。
写真を見てもらうとよくわかると思うのですが、これ…別にドット斜方眼を使わなくてもいいのでは?ということに気づきます。というか、刺す前からわかってはいたのですが。どうしても使いたかったのです。
斜方眼の「斜」をまったく活かせない模様とのコラボになってしまいました。いいのです、このくぐり刺しの【なみなみ】を刺し子してみたかったので、よしとします。
①まず、くぐり刺しのベースになる線を刺していきます。
今回は色を変えて楽しみたかったので、半分ずつ違う色の刺し子糸で刺しました。
②次は違う色の糸で、ベースになる線を2本ずつくぐらせていきます。
波の形になるよう上下交互になるよう2本ずつくぐらせます。
③段の端まですすむと、表地と裏地の間に針を通して糸を渡らせて次の段へと移ります。
④すべてくぐらせて完成。
裏地はこんな感じ。線のみの模様です。
まとめ
くぐり刺しは、くぐらせる箇所は針を布に通さないため、一目刺しに比べると速く仕上げられます。
注意点は、くぐらせるときに針先で糸を割ってしまわないようにすることです。そこに注意していれば、サクサクとすすめられるので無心になれます。
この【なみなみ】はくぐり刺しのなかでも、とてもシンプルな模様なので、くぐり刺しをはじめてする方におススメではないかと思いました。
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