korentoの日々の手仕事ノート

手仕事のたのしみを綴っていきます。日常で感じることなども大切に。

刺し子ふきんを昭和レトロにしてみた〜りんご〜

平成が終わってしまう

新しい元号が4月1日に発表されてから、毎日ニュースやワイドショーで天皇・皇后両陛下の話題が必ずと言っていいほど流れています。それを見て、平成が戦争のない平和な時代としてすごせて、本当に良かったなぁとしみじみ思う日々。そして、平成が終わってしまうのか〜とすこし寂しい気持ちにもなります。

平成がひと昔前の時代になるということは、さらに前の時代の昭和はどんなイメージになるのでしょう。

 

昭和レトロ

今、若者に昭和レトロポップなデザインが人気のようですが、SNSのInstagramの流行の影響も少なからず関係しているのではないのかな。昭和レトロポップなデザインはとてもカラフルで、赤を基調とした暖色系の色が多く使われていた印象があります。運動会のお弁当と共に持って行く象印の魔法瓶が赤のチェック柄だったり、ホーロー鍋に赤やオレンジの花柄がデザインされていました。わたし自身もうっすらとしか覚えていないのですが…今思えばとても可愛いデザインが昭和にはたくさんあったなと思います。

今のように物の色のバリエーションがあまりなくて、とにかくパキッとした原色系のデザインが多かったのではないのかな。ちゃんと勉強したことがないので、デザインについての言及はこれ以上はやめておきます。

インスタ映えと言えば、赤色の写真が映えることから、今の若者たちは赤色のものを好む傾向があると言われています。昭和レトロポップなデザインはInstagramにマッチするのかもしれません。

まったくの超個人的な主観ですが、昭和レトロは単なる懐古主義だけではなく、若者たちの映えのための必然から流行しているのかなと思っています。

 

モダン模様のりんご

30枚目の刺し子ふきんはりんご。

オリムパスさんの図案付き晒と刺し子糸(赤)を使用。黄緑の刺し子糸はホビーラホビーレさんのものを使用。

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春なので花の模様をたくさん刺そうと思っていたけど、この間つくった一目刺しのコースターでりんごの模様を刺して楽しかったので、ふきんもつくってみました。

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一目刺しのコースターのキットは藤久さんのものですが、この図案付き晒はオリムパスさんのものです。りんごの模様のデザインが、定規で計らずに目視しただけなのですが、サイズ感も含めて同じでした。

↓嘘だと思う方は下の記事と比較してみてください。

 

www.koreiton.com

 

刺し子の模様の著作権はどうなっているのかと、ふと考えてしまいました。このりんごの模様は伝統模様ではないため、どなたかが考案したものなのでしょうが、このように一般化されていたら著作権は発生しないのか、どうなのか…。

素人のわたしには、その辺はわからないので気にせずに刺し子を楽しませていただくことにしよう。

 

昭和レトロをイメージして、今回のりんごは赤1色でなく、差し色に黄緑色を入れてみました。

より一層、映えのための昭和レトロポップ感が出てきたような気がします。

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↓裏地はこんな感じ。全部裏に糸を出すとワチャワチャするであろうと見越して、赤色の1工程にて、表地と裏地の間で糸を通してみました。

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 文章の説明ではわかりにくいですね。決まりはないので、出来上がりを想像しながら自分の思う工程で刺していけばいいのだと思います。

 

自分のイメージをある程度アタマのなかで浮かばせてから、刺し子をするようにしています。特に刺し子糸の色を選ぶときにイメージをふくらませて、創造力をはたらかせることが本当に楽しい。

刺し子を刺すという作業自体もリハビリになるけど、アタマのなかで創造力をはたらかせることが何よりの脳トレになるのだと改めて思う日々です。