korentoの日々の手仕事ノート

手仕事のたのしみを綴っていきます。日常で感じることなども大切に。

紅梅のように見えるけど実はさくら模様

梅の花

2月に入ってあちらこちらで梅の花が咲きほころび、少しずつ春の気配を感じるようになった頃、次はさくら模様を刺そうと決めました。

刺し子の模様に桜はあっても、梅の花の模様を今まで見かけたことがありません。

 梅の代わりにさくら模様を選びました。

 

梅の花は種類によっては、まだまだ寒い1月の終わり頃から咲き始め、桜の開花する直前の3月の中旬頃まで楽しませてくれます。

毎年春の訪れを待ちわびながら楽しみにしている花の一つです。

梅林に行って梅の花を愛でるのも好きなのですが、

なにせ花粉症のピークとちょうど同じ時期に被るため、

くしゃみを連発しながら梅の花を見るのが億劫になるのも事実です。

今年は花粉症の症状が例年に比べてきつく、梅林にはまだ行けていません。

早くしないと梅の花の見ごろが終わって桜の花が咲いてしまうかも。

 

さくら模様

21枚目の刺し子ふきんはさくら模様を刺しました。

ホビーラホビーレさんの図案付き晒と刺し子糸を使用。

 

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桜なのでピンク2色で刺そうかと思ったのですが、あまのじゃくな気持ちになり、

花びらは赤系の刺し子糸を使ってみました。

 

このさくら模様は刺していくうちに、さくらの模様がポコッと浮き出てくるのが楽しいです。

わたしは模様をプクリと浮き出たせるのが好きなようです。針を刺す毎に模様が浮き出てくるのがたまりません。

これまで刺してきたなかでは、十字花刺しの模様の浮き出方と少し似ています。

 

針を緻密に刺していく模様なので、とにかく刺し子糸をたくさん使います。

具体的には刺し子糸を何m使用したかまではわかりませんが、赤色の刺し子糸は一かせを初めから使って、刺し終わると残りがあと少しになっていました。

その位に糸の使用量が半端ないので、晒が丈夫になっていくのが、刺している途中から手触りでわかります。

 

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刺し子してみて

無数に糸が渡してあるため、裏地の色が真っ赤になりました。

表地と裏地の間に糸を通して渡そうかと考えましたが、

針をそのまま裏地まで通して糸を渡したので、上の写真のように真っ赤になっています。

ふと、わたしが刺したさくら模様は、桜というより紅梅のイメージかなと思いました。

じっと見ていると、梅に見えてくるので不思議です。

あまりにも梅を見に行きたいと願いすぎた結果でしょうか。

 

次に、このさくら模様を刺し子するときは、桜らしくピンク色に染めて刺してみようと思います。桜の季節に間に合いますように。