刺し子のハンカチ
新型コロナウイルス肺炎の感染予防対策として手洗いの大切さがうたわれていますが、
街中のトイレの手洗い場ではハンドドライヤーがウイルス拡散防止のために使用禁止になっています。
コロナ以前よりもあきらかに手洗いの回数が増えていますし、外出時にハンカチを持ち歩く枚数も増えてきました。
そこで、晒で手づくりしたハンカチを毎日外出時に持ち歩き、手洗い後の手拭きとして使っています。
晒は吸水性や通気性の高さもさることながら、速乾性にも非常に優れていると思います。(実際に毎日使用していての実感)
↓以前につくった刺し子のミニふきんもハンカチに様変わり。
↓オリムパスさんから販売されている刺し子のハンカチiineというキットもあります。
このキットにはミューファン®︎という人体に安全な抗菌性のある純銀を使用してつくられた糸を使った生地が入っています。
25番刺繍糸を使って刺し子するというのが新鮮でした。
抗ウイルス性については触れられてはいませんが、清潔を保つという意味では効果が期待できる生地だなと思って、完成したハンカチを使用しています。
晒で手作りする刺し子のハンカチ
晒を裁って変わり花刺しの模様を刺し子したハンカチをつくりました。
①晒を正方形に裁断
今回のものは25㎝×25㎝の正方形に裁断しました。
四方を約5㎜ずつ、耳として内側に織り込ませているので、出来上がりサイズは約23㎝×23㎝になります。(生地が縮むのも含めて出来上がりはこのくらいのサイズになります)
②晒に1㎝方眼をフリクションカラーズ(グレー)で描く
③一目格子を刺し子する
色を2色使用して正方形を描くイメージで下の写真のように刺し子していきます。
④一目格子の中の対角線を刺し子する
↓ピンクの糸で囲われた正方形を4分割し、その中心に向かって対角線を刺し子していきます。
↓隣りの正方形に移ります。
↓対角線の片方を刺し子しました。
斜めになっていますが、もう片方を刺せば歪みが調整できます。
反対の対角線を刺し子します。
これで刺し子部分がすべて刺せました。
⑤外枠を刺し子する
⑥アイロンの熱でフリクションカラーズのインクを消す
⑦コの字閉じで耳を閉じる
⑧完成
裏地はこんな感じになりました。
晒は速乾性に優れているので、持ち歩くハンカチにとても合っているのではないかなと思います。
明るい色の糸で刺し子して華やかにすることで、気分も上がるのではないかな。
「病は気から」と昔から言いますが、こういった小物も工夫して持つことなどで、すこしでも気持ちを明るくしてこのコロナ禍を乗り切りたいものです。
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