korentoの日々の手仕事ノート

手仕事のたのしみを綴っていきます。日常で感じることなども大切に。

模様刺しの刺し子ふきん〜つづき山形〜

71枚目の刺し子ふきんは、つづき山形を刺し子しました。

図案付き晒は、ホビーラホビーレさんのもの。

刺し子糸は、段染め糸の方は染織アトリエKazuさんの細糸を使用しています。

外枠の刺し子糸(黄緑色)はホビーラホビーレさんのものです。

 

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つづき山形という模様

つづき山形は直線模様の伝統柄です。

つづき山形という名称では探すことができなかったのですが、山道(やまみち)という伝統柄の呼び方で説明が記載されているものを見つけることができました。

山の斜面を登るようにジグザクの線で表された文様で、山形が3つ以上連なったものをいいます。能装束や小袖の地紋にも使われ、横段の柄に対し縦柄になり、裾模様などに用いられています。(きものと悉皆みなぎより)

 

伝統柄には自然を模した模様がたくさんありますが、山の形が連なる模様ははじめて見つけました。

山脈がきれいに連なる風景が想い起こされます。

 

つづき山形の刺し方

図案プリントを眺めながら、さてどこをどうやって刺しすすめようかと考えます。

そこで、模様を2パターンに分けて考えました。

まずは、このように1パターン(方向)のみを刺していくことに決めました。

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次の段に移るときは、表地と裏地の間に糸を通して渡しました。

この刺し方で刺し子してみて思うのは、刺し子初心者は、あちらこちらに飛びながらジグザグに刺していくよりも、ずっと同じ方向のみを刺していく方がやりやすいのではということです。シンプルに刺し進めるのが一番。

 

1パターン(方向)を刺し終えたら、今度は向きを変えて、もう一つのパターン(方向)をひたすら刺していき完成。

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裏地はこんな感じ。

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全体図はこんな感じ。

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つづき山形の難しいところ

このつづき山形は、三角形のてっぺんの尖っている部分がとても刺しにくい模様でした。

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山形とあるだけに、山のてっぺんのところはしっかり尖らせた方が格好良く模様の良さを際立たせることができると思います。

 

まとめ

つづき山形は刺し子の初心者には難しい模様でした。

山の形のてっぺんのところが難しい。一気に刺し進めることもできずに地味に手間がかかるので、すこし難易度高めの模様だと思います。