春本番になって桜の花が満開の美しい季節なのに、世の中はコロナで大変なことになっています。
気持ちも沈んでどんよりしがち…。
すこしでも明るい気持ちになりたいと思って、刺し子糸の色を明るいものを選んで刺し子してみました。
そして、一目刺しの模様も明るいものをと思って、オリムパスさんの図案付き晒の星と三つ菱を刺し子しました。
伝統模様というよりモダンな模様の一目刺し。
とても可愛くて大好きな模様のひとつです。
刺し方は、模様を星形と三つ菱の2パターンに分けて(刺し子糸も2種類)刺していきました。
星形は津軽工房社さんの刺し子糸のmederu87番を使用し、三つ菱はホビーラホビーレさんの単色糸を使用しています。
個人の感覚的な好みなのですが、津軽工房社さんの刺し子糸の色味はとても温かくて、糸の感触も手に優しいので、刺し子していると自然に気持ちがなごんでいきます。
全体図はこんな感じ。
裏地はこんな感じ。
この星と三つ菱は裏地模様も可愛くて楽しめる一目刺しの模様だと思います。
針をザクザクと刺しながら刺し子糸を裏地まで全部通しても、可愛い裏地模様が出来上がるのが魅力的です。
一目刺しの模様のなかには、裏地まで全部通してしまうと、裏地の糸が多すぎて汚くなるものがあるので、できるだけどのような模様になるのかイメージしながら刺す必要があります。
といっても、いつも適当で行き当たりばったりなのですが。
どのような裏地模様と出会えるかを楽しみにしながら刺し子するのも、刺し子の楽しみ方のひとつなのかなと思います。