最近、模様刺しを刺し子することが続いていたので、
次は一目刺しのなかでもトップofザ・トップ(自分のなかで)の十字花刺しを刺そうと思いました。
十字花刺しを刺しているつもりがなんだかちがう模様に
【ソーイング・ビー】のシーズン1のコンテスタントのメンバーに例えるとサンドラタイプのわたし…。
普段から、あまり細かく考えずにその場の雰囲気で進めるところが、多いにあります。
まず晒を自分で裁って、1㎝方眼を描きました。
1㎝方眼に沿って、紺色(ホビーラホビーレ)の刺し子糸で十字を互い互いに組み合わせながら刺していきます。
十字を刺し終えたら、今度は斜めの線を十字の間を埋めるように刺していくのですが、
1行空けなくてはいけません。
↓こんな感じで。
自分ではこの模様を刺しているつもりが、1行空けて刺すのをすっかり忘れて、ずんずん刺し進めていたのです。
「あれ、十字花刺しとなんかちがう模様になっている」と途中で気づき、
そして、「どこかで見たことある模様になっているぞ」と思いはじめました。
貨幣の形に似ているなと。
そして、いろいろと調べて、銭形刺しの模様であると結論にたどりつきました。
偶然の産物の銭形刺し
まさに偶然の産物的に、銭形刺しの模様に出会えた感じです。
昔の北国の人たちはこんな感じで、衣服などの生地の補強のために刺し子していて、偶然できた模様に生活の楽しみを見いだしていたのだろうかなんて想像しました。
今みたいに娯楽もなかっただろうし、わたしだったら飛び上がるほどの感動で、ますます刺し子を楽しんでしまうだろうな。
銭形刺し
70枚目の刺し子ふきんは銭形刺しを刺し子しました。
刺し子糸は段染め糸は染織アトリエKazuさんのもの、紺色の糸はホビーラホビーレさんのものを使っています。
細かく斜めに刺すので歪みがきつく、途中何度も生地を引っ張ってするので、仕上がりはこのようにヨレヨレ感が半端ない感じになりました。
裏地はこんな感じに。銭形刺しは裏地も可愛いです。
刺し子の楽しみ
この刺し子糸の色味、
JRのかぼちゃ電車のカラーそのものだ!と思いながら使っていました。
ですが、刺していくうちに金木犀のカラーみたいだなぁとも思うように。
人それぞれの刺し子の楽しみ方があるでしょうが、わたしは自然からだけではなく、身近にあふれているものからも、いろいろとイメージしながら刺し子を楽しんでいます。
まとめ
この銭形刺しは、1㎝方眼で刺すと模様が小さく詰まってしまい、刺し進めていくとどんどん生地がかなり厚く丈夫になります。
なんだか、薄手の足拭きマットくらいのゴワつき感まであるのです。
これは、生地をかなり丈夫にさせたい小物、コースターやランチョンマットに向いているのではないかなと思いました。
生地を丈夫にさせたいときは、ぜひ1㎝方眼で銭形刺しを刺すことをおススメします。
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