korentoの日々の手仕事ノート

手仕事のたのしみを綴っていきます。日常で感じることなども大切に。

縁起物のだるま根付

ちりめん根付

刺し子以外にも手仕事をしていますが、今回はじめて根付を作りました。さくらほりきりさんのちりめん根付・縁起八色だるまです。

f:id:korento:20190327115131j:image毎年実家の母が干支の根付を作ってくれるのですが、今年はだるまも作り、余った残りのキット4個を譲り受けました。

さくらほりきりさんという手芸専門の通販サービスのことは母から聞いていて、チラシを見せてもらったことがあります。もちろんネット通販もあるけど、高齢の方は電話で注文されることが多いそう。その方が安心するのかな。店舗は東京にもあるようですが、詳しくはさくらほりきりさんのサイトでご確認いただけると幸いです。

 

www.sakurahorikiri.co.jp

簡単に作れるとは聞いていたけど、1個あたり15分あれば作れるキットです。シールで貼り付けたりするので、ボンドを使うことが少なくて済みます。本当に簡単シンプルで楽しい。刺し子に疲れたときの息抜きにとてもいいな。

 

必要なもの:鉛筆、はさみ、ボンド、つまようじ、ピンセット、クリップ

 

手順

1.ウレタン付きボール紙(型抜き済)2つに目印として、アとイの文字をそれぞれに書いておく。

2.布の裏地にウレタン付きボール紙を貼り付ける。シール素材になっているのでボンドは不要。

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3.布をウレタン付きボール紙の周り5㎜を切り取る。

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大体5㎜かな〜くらいの適当で十分。フリーハンドで切る。

4.布の5㎜の部分にボンドをつまようじを使って薄くつけていく。たくさんつけ過ぎるとはみ出て汚くなるので注意!

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5.ボンドが半乾きになるのを少し待ってから、ひだを寄せながらボール紙をくるむようにくっ付ける。少々汚くなっても気にしないでOK、どうせ見えなくなるので。きれいに丸みを帯びるよう角があれば指で押さえて整える。イのボール紙も同様の作業をしてくるんでおく。

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6.アのボール紙の表に顔のシールを貼り付けた後、模様をボンドで貼り付ける。模様はピンセットで貼り付ける。

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7.イのボール紙の裏側の全面にボンドを付け、根付紐と鈴をくっつけてから、アのボール紙とはさむ。

8.しっかり接着させるようにだるまの周囲にクリップをはさんで、乾くまでしばらく置く。

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だるまさん、痛そう〜。でもボール紙なのでクリップをはずせば、ついていた型も形状記憶で戻ります。

乾かしてだるま根付の完成!

 

作ってみての感想

とても簡単シンプルで楽しく作れるキットなのですが、お年寄りにはところどころ細かな作業がしんどくなるかもしれません。ボンドを付ける作業とか、だるまの模様を貼り付ける作業とか。目も見えにくいと作業が煩わしくなるので、周りの方の援助があると良さそう。

さくらほりきりさんの手芸キットは、高齢者福祉施設でのレクリエーションでも使われているようですが、簡単にできるのでとてもいいと思います。作業の過程が複雑で難しいと達成感につながりにくく、リハビリの素材としては使いにくいはずなので。

わたし自身、刺し子をするようになって、完成したときの達成感が次につながると思っているのですが、もしお年寄りに刺し子をおすすめるとすれば、ある程度のところまで作業を援助しておいてから、刺し子してもらうのがいいのだろうと思います。お年寄り世代はもともと若い頃から針仕事をされていた方が多いだろうから、刺し子することに抵抗はないと思うのですが。

 

まとめ

手仕事はなによりも一番の脳トレになると、改めて実感するきっかけになった根付作りでした。高齢者福祉施設のレクリエーション担当者の方がもし題材に悩んでおられたら、さくらほりきりさんの手芸キット、おすすめです。