和泉和晒
刺し子をはじめた頃は図案付きの晒を手芸店で購入して刺していたのですが、
自分で真っさらな晒を裁ってから刺してみたいと、徐々に思うようになっていきました。
Instagramで刺し子の皆さん方が、晒から裁って方眼を書き刺し子していらっしゃる写真を眺めて、憧れをつのらせていたのもあります。
Instagramでも和泉晒や和泉和晒というハッシュタグを見かけていて、
まさか泉州の和泉ではないよね〜と思いつつ調べていたら、
そのまさかだったのです。
泉州のある地域にこどもの頃住んでいたことがあるのですが、
通学路に小さな織物工場があちらこちらにありました。
機織り機のカシャンカシャンという音や、大きな糸巻きがグルグルと回る光景が、
記憶に蘇ってきたのです。
とてものどかな田園風景の中に織物工場がありました。
その後、中国での生産に押されるかたちで泉州の織物産業は衰退していったように思うのですが、
残っている会社が頑張っていることを知り嬉しくなりました。
話がずれますが、今や織物産業は中国での生産ではなくベトナムやカンボジアなどの東南アジアでの生産が主流になりつつあるのかなと、衣類のタグの生産地を見る時に感じます。
とにかく晒は国産、そして泉州のものをと決めて探しているうちに和泉和晒を買おうと決めました。
こちらを購入。10mもあります。
1㎝方眼をフリクションカラーズで書く
届くと早速、晒を裁って1㎝方眼を書こうと決めました。
1㎝方眼はフリクションカラーズのグレーを使って書きました。
フリクションカラーズのインクは熱処理できれいに消えます。
間違えた時や刺した後にアイロンをかけると本当にきれいに消えるので、手芸にもこのように応用でき本当に便利です.
チャコペンもいいけど刺し子のように緻密にたくさん書く時は、
ストレス軽減のためにもフリクションカラーズがいいと思います。
肝心の1㎝方眼書きは、ひたすら定規を使って自分で書いていったため、ところどころ1㎝以上や1㎝以下のバラバラ方眼になってしまいました…。
簡単なようで方眼書きは難しい!
のちに百均の図画工作用の厚紙の方眼紙を使って書くことで、このバラつきは解消されます。
一目格子
14枚目の刺し子ふきんは一目格子。
自分ではじめて晒を裁って1㎝方眼を書いて刺したものです。
とてもシンプルなので針がさくさく進み無心になれます。
ストレス発散になります。
ですが端っこが歪みがち。
糸を強くひきすぎないようにしないと。
あまりにもシンプルな文様だったため、以前からやってみたいと思っていたチェーンステッチでの縁飾りをしました。
チェーンステッチでの縁飾り、結構時間かかりますがまたやってみたいと思っています。
色ちがいの一目格子
15枚目の刺し子ふきんも一目格子。
落ち着いた色味の刺し子糸にしました。
あまりにも地味なので縁飾りの刺し子糸の色を変えて3色にしました。
2枚並べて色ちがいにしてみました。
和泉和晒を刺してみて思うのは針を変えていないのに、
さくさく気持ちよく刺せるということです。
あきらかに晒の手触りも違います。
図案付き晒も便利ですが、晒の質の良さを知ってしまったので、
できるだけ方眼を書いて刺し子したいと思うようになりました。
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